13「体が生まれ直した幸せ」をみんなに知らせたい
灸をしたツボの名前だけを見ると、沢山あってややこしそうに見える.
実際に据えてみると、非常にシンプルである。
自分ですえられる所だけなのだから、お腹と手と足だけなのだから。
ツボの位置もずれたり、間違ったりした事も多かった。
でも副作用も無く、具合が良くなった。
更年期症状は閉経前後の問題で、年月の経過で治っていくと聞かされていた。
お灸をしなくても時間の問題かもしれない。
お灸によって取れた症状が更年期症状だけであったなら。
しかし私の場合は、24年間に及ぶ家業による職業的な症状がすべて無くなった.
結婚前の体質と思われていた不健康な症状までなくなっていた。
大げさと思われるだろうが「体だけが生まれ直した」と感じている。
虚弱な子供の頃、医者めぐりをしてくれた両親に感謝しつつも、小児鍼やお灸をしてもらっていたら、物心ついて以来の頻繁な頭痛に、毎度の胃腸の不調に、風邪を引きやすい体質に、生理痛で苦しんだ10代20代に、つわりが長く苦しかったときに
、四十肩でもないのに5年間腕が痛んだときに、体の何処かが常に筋肉痛だったことに、お灸で対応していたらどんなにか楽ちんだったのではないか。
なぜこんなすごいものを知らなかったのか?大変損をした気がする。
年月を経てからでも1年足らずのお灸でみんな取れてしまった。
ありがたいことに取り返しがついた。
周りの人たちは働きすぎの心配をしてくれる。
体が軽くなって気持ちもおおらかになって、悩むべき事も軽く済ますことできる。
多くの人に知らせたい。自分ですえる手間をいとわなければ、時々専門家に指導してもらってやれば、お金はかからない。
M氏は更年期症状を取るだけの指導ではなかったのかもしれない。
一人の人間全体を多くの要素で考えて、根本的な治療をして、
多くの愁訴を全部取れるようにしてくださったのだ。
毎日のように症状を訊ねてくださり、ツボの位置を指導してくださった。
鉢巻の効果には驚いた。
私の人生を心身ともに健康にしてくださった恩人である。
僭越かもしれないけど、私のように知らない人も多いと思われるので、
何千年も続いたお灸にめぐり合った幸せを、多くの人に分けてあげたい。
おわり